先物取引の特徴

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期間が長い先物の方が値段が高いのですが、これはオプションの時間の価値(時間のプレミアム)みたいなものがあるから高いので しょうか?
とのことですが、時間が関係しているのは事実ですが、オプションの時間価値とは全く別のものです。オプションでは、満期までの時間が あればあるほど、原資産の価格が動く可能性は高くなります。よってオプションでは、傾向としては、時間価値は日に日に少なくなっていきます。 先物での期近と期先の価格差は、それぞれの満期日が固定されているので、日数の差は、いつまでたっても変わりません。 価格差を動かすのは、金利の変化、予想配当金の変化、その二つだけです。
上に述べたように、日数は変わらず、後は金利と予想配当金次第ですから、日数がたつにつれて縮まるとか拡大するとかは、 どちらともいえず、通常は大して変わりません。為替先物の期近・期先の鞘も、株式先物と同じ様に決まります。つまり、売っている通貨の 金利分だけ先物は安くなり、買っている通貨の金利分だけ先物は高くなります。
先物は信用取引きで行うことが多く、現物決済をするための資金の裏付けが必ずしもないことから問題が起きます。 売りにしろ買いにしろ、その取引を最終的には現金で決済することさえできれば、損失が有る場合でもそれは先延ばしにすることができます。 資金がなくてそうすることが出来ないと、株の場合なら最長6ヵ月の間に清算することを求められ、その場で損失は確定します。 それに見合うだけの現金がなければ預けてある株を売ったり、ほかの方法で金を調達して、その埋め合わせをしなければなりません。 先物取引をするのは悪いことではないですが、身の程をわきまえた範囲で行わないと危険です。いざとなったら現物決済でもいいと 思って始めないと、身が破滅するかもしれません。

先物の価格指標

現物としてのWTI原油はアメリカの内陸部で生産され、パイプラインで北東部に送られるアメリカ国内の地域限定原油です。 生産量も日量50万バレル程度で、これは米国石油消費量の2.5%程度にすぎませんし、輸出港も持ちません。 この現物の姿を見ていると、この原油が世界の原油価格の指標となるとは思えません。
しかし、これがNYMEXで先物として上場されると姿を一変します。取引量は一日あたり2億バレルにもなり、これは地球上の全原油生産量の 2倍を超えます。数は力です。NYMEXという市場によってWTIは一地方の原油から世界の石油需給を反映すべき商品として祭り上げられて しまったわけです。
世界中に米国のWTIとならんで、欧州のブレント、アジアのドバイという、3大マーカー原油が存在し、それぞれの地域の石油製品価格は その地域の原油価格を参考に値決めがされていきますが、他の2つのマーカー原油や各地域の石油製品価格は、この巨大市場である NYMEXで決定されたWTI価格を基準として、運賃や品質格差や需給バランスから理論値が導き出されます。

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